機織り,手紡ぎを始める人の為に書かれた基本的内容が網羅されています。
(美術出版社の「ウィービングノート」も良い本でありますがモノクロ印刷です。
こちらはカラーで作られているため、視認性には優れています。)
手紡ぎの仕事というのは難しいと思われますが、糸車を買ってしまえば自分で好きな糸を
つくり編んだり織ったりする事が出来るので大変楽しい仕事です。この本の優れていると
ころは「紡毛機(糸車)」の組み立ての仕方から載っているところでしょうか。
日本で販売されている紡毛機はニュージーランドなどで作られた輸入製品がほとんどで
す。初心者にとっては、付属の英語マニュアルを見るのはすこし不安もあり、敷居が高い
ようにも感じます。組み立てから紡ぎ方までかなり易しく解説されているので、助ります。
(この本では「アシュフォード社」の紡毛機を対象に解説されています。また織り機では、
アジャカの織り機の解説がされます。)2枚綜絖の卓上織り機、4枚綜絖の足踏み織り機
の組み立てから織り方、さらに組織図の書き方までが載っています。
基本的な内容は網羅していますが、初心者以外の人にとっては物足りなく感じると思います。
解説はいいのですが、載っている作品そのものは配色があまりあか抜けないというか、無難な
感じなので個性的な作品を作りたい人には目を惹くものは少ないかも・・・。なので星は4つとします。
この本でまずは学び、何枚か実際に織ってみたら「紡ぎ」「織り」の本を新たに買って独自の
作品を追求するのがよろしいかと思います。手紡ぎ、楽しいですよ!

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手織りと手紡ぎ: 豊かな暮らしを育む手作りの糸と織物 (ハンドクラフトシリーズ 142) ムック – 2000/10/1
「手織り」と「手紡ぎ」は職人や工芸家だけのものではありません。元は一般の人々が生活のために行なってきた仕事であり、ごく身近なものでしたので、決して難しいものではないのです。あせらずゆっくりつづければ、忙しい現代の生活で忘れていた何かを思い出させてくれるはずです。
- 本の長さ128ページ
- 言語日本語
- 出版社ルックナウ(グラフGP)
- 発売日2000/10/1
- ISBN-104766205863
- ISBN-13978-4766205862
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商品の説明
著者からのコメント
手織りと手紡ぎを家庭で楽しむための本 全くの初心者の方から中級者程度の方のための技術書です。家庭で、手織り教室に通うのと同じように勉強する事ができますし、この本を使って関東圏出張講習も行っているので、わからないところがあっても大丈夫!心強い一冊です。
すべてカラーで見やすく、難しい箇所、見えにくい部分はすべて図解してあります。紡ぎ機や、織り機を触りながら写真に沿って作品を作るように順を追って解説してあるので初めての方でも簡単にすすめることが出来ます。他の本にはない一つずつ作品を作りながらすすめる方式なので、とばしながら好きな織り方だけでも勉強できます。
内容(「MARC」データベースより)
マフラー、レース、マットにタペストリー。紡ぎ機、織り機を使ってコンピュータ化された機械では作れない温かみのある味わい深い作品を作ろう。手紡ぎ、初歩の手織りから本格的な手織りの方法まで丁寧に説明。
著者について
馬場きみ(監修)
1959年東京で「馬場織り教室」創設。上野編み物学校講師、文化学院講師、女子美術短期大学講師を経て、1986年「経と緯の会(たてとよこのかい)」を主催。多数の織り作家を育て上げる。
1959年東京で「馬場織り教室」創設。上野編み物学校講師、文化学院講師、女子美術短期大学講師を経て、1986年「経と緯の会(たてとよこのかい)」を主催。多数の織り作家を育て上げる。
彦根愛(著)
1992年女子美術短期大学テキスタイル科卒業。93年同大専攻科卒業後、「経と緯の会」入会。イタリア留学中にPCドビー織機を学ぶ。98年帰国後「馬場織り教室」に勤務。国内外の展覧会への入選・入賞歴多数。
登録情報
- 出版社 : ルックナウ(グラフGP) (2000/10/1)
- 発売日 : 2000/10/1
- 言語 : 日本語
- ムック : 128ページ
- ISBN-10 : 4766205863
- ISBN-13 : 978-4766205862
- Amazon 売れ筋ランキング: - 129,601位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 384位工芸・クラフト (本)
- - 6,892位アート・建築・デザイン (本)
- - 19,786位雑誌 (本)
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トップレビュー
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2008年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
丁寧に書かれている本です
4枚綜絖の勉强をしたかったので助かってます
4枚綜絖の勉强をしたかったので助かってます
2012年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
細かい手織りについて書かれていましたが、手紡ぎについてもう少し説明が欲しかったですが、全体的によい参考書だと思います。
2015年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実践はできていませんが、自分で織ることに憧れています。
大切にします。
大切にします。
2009年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常にわかりやすい解説本です
ただロクロ式の場合、二本の踏み木を同時に踏むという組織図なので、ロクロ式を使っている人には向かないかな?とも思います
ただロクロ式の場合、二本の踏み木を同時に踏むという組織図なので、ロクロ式を使っている人には向かないかな?とも思います
2008年12月9日に日本でレビュー済み
糸紡ぎを始める人にとって、本当にわかりやすくて使い勝手のいい本だと思います。
手織りについては、リジット式とろくろ式(4枚綜絖)の機が中心です。組織の学習の段階では、レバー式や天秤式(ジャッキ式)のタイアップや踏み順も、書いてあります。でも、作品の織り方では、ろくろ式でしか、紹介されていないのが、残念。
組織図から、タイアップや踏み順を起こす方法がわからないと、ろくろ式の機を持っていない人には、ちょっと物足りないかも、と思いました。
手織りについては、リジット式とろくろ式(4枚綜絖)の機が中心です。組織の学習の段階では、レバー式や天秤式(ジャッキ式)のタイアップや踏み順も、書いてあります。でも、作品の織り方では、ろくろ式でしか、紹介されていないのが、残念。
組織図から、タイアップや踏み順を起こす方法がわからないと、ろくろ式の機を持っていない人には、ちょっと物足りないかも、と思いました。
2008年11月30日に日本でレビュー済み
この本は、一つずつ作品を作りながら勉強できるので、教室で教科書として使っています。
図と写真で順を追って解説してあるので、しっかり基礎を学べると思います。
紡ぎのほうも載っているので、お得感もあります。
織りのほうは、リジットも説明がありますが、4枚綜絖が基本です。
この本の続きとして、「手織り工房」も出版されていて、そちらも購入しました。
「手織りと手紡ぎ」は初心者、中級者向け、「手織り工房」は中級、上級者向けな気がします。
図と写真で順を追って解説してあるので、しっかり基礎を学べると思います。
紡ぎのほうも載っているので、お得感もあります。
織りのほうは、リジットも説明がありますが、4枚綜絖が基本です。
この本の続きとして、「手織り工房」も出版されていて、そちらも購入しました。
「手織りと手紡ぎ」は初心者、中級者向け、「手織り工房」は中級、上級者向けな気がします。